村田沙耶香の『地球星人』を読んだ
気持ちわるっ
ダーッと一気に読み終えた後の、この悪寒は何?
常識とか世間体とか、普通って誰が決めるの?
交通違反の罰則なら読めばわかるし、犯罪なら裁判があるけど、普通じゃないことの落とし前って 何を根拠に押し付けられなくちゃいけないの?
正義って何? 主体は誰?
他人への関心・無関心について、万人がちょうどいいところをキープし続けるなんて不可能だから、多少のいざこざはなくなることはないだろう
それが"工場”ではない社会の風景なのだから
よく言う 要は程度の問題
想像力と身近な問題意識を掻き立てる面白い小説
『コンビニ人間』の続編みたいな話